作成日: 2023/05/10 更新日: 2023/05/15 サイトの紹介と使い方
概要
- 2023年6月末に従来のUA(Universal Analytics)が終了し、2023年7月1日からGA4に移行しなければなりません。
- 筆者が困ったのは、欲しいレポート形式をカスタマイズできないことでした。
- 悪戦苦闘の末、簡単で基本的なレポートのカスタマイズを理解したので、この記事に記述します。
- 尚、GA4の十分な設定とかは、Googleさんにお任せにすることにしました。
カスタムレポートの作成
最初の手順
ステップ1
- 左側の赤枠「探索」をクリックしてください。

ステップ2
- 赤枠「+」をクリックしてください。

ステップ3
- 下図が表示されます。

設定項目
- データ探索名:自由に名前をつけて構いません。
- カスタム:表示させたい期間なので、従来のUAと変わりませんね。
- セグメント:この記事では設定しません。
- ディメンション:「軸」「座標軸」「データ軸」「次元」「項目」などのどれか1つでもピンと来たらOKです。
または、「表」なら行と列の2つのディメンションが必要で、「円グラフ」なら1つのディメンションが必要です。
ピンと来ましたか?
ピンと来なかったらこの記事の手順で例をやってみましょう。 - 指標:表示する値のことです。
従来のUAのユーザー数とかページビュー数などです。 - 手法:この記事では、自由形式にします。
- ビジュアリゼーション:この記事では、テーブル(表)とドーナツグラフ(円グラフ)を扱います。
- その他の設定項目は、ビジュアリゼーションの選択により変わります。
テーブル(表)のカスタムレポートの作成手順
テーブル(表)のカスタムレポートの目標
- 縦軸(行)をページタイトルにします。
- 横軸(列)をセッションの参照元にします。
テーブル(表)のカスタムレポート作成の準備
- ここでは、実際にレポート作成のために、ディメンジョンと指標をインポートという形で準備します。
ステップ1
- 赤枠「+」をクリックしてください。

ステップ2
- 赤枠「∨」をクリックしてください。

ステップ3
- 赤枠のようにページタイトルにチェックを入れます。
- 赤枠「インポート」をクリックしてください。

ステップ4
- 下図のようにディメンションにページタイトルが選択されました。

ステップ5
- 赤枠「+」をクリックして、2つ目のディメンションを選択します。

ステップ6
- 赤枠「∨」をクリックしてください。

ステップ7
- 赤枠のようにセッションの参照元にチェックを入れます。
- 赤枠「インポート」をクリックしてください。

ステップ8
- 下図のようにディメンションにページタイトルとセッションの参照元が選択されました。

ステップ9
- 赤枠「+」(指標)をクリックしてください。

ステップ10
- 赤枠「∨」をクリックしてください。

ステップ11
- 赤枠のように表示回数にチェックを入れます。
- 赤枠「インポート」をクリックしてください。

ステップ12
- 下図のように指標に表示回数が選択されました。

ステップ13
- 準備完了です。
テーブル(表)のカスタムレポート作成
ステップ1
- 赤枠で「自由形式」「テーブル」を選択してください。
- これから作るレポートは青枠「自由形式1」タブに作られます。
- 青枠「自由形式1」の名前は、変更できます。
- 青枠「+」をクリックすると新しいタブ(2番目のレポート)が作成されます。
ドーナツグラフ(円グラフ)のレポート作成で新しいタブを作ります。

ステップ2
- この記事では、セグメントの比較の設定をしません。
- 赤枠の行に前の手順で選択した左側のディメンジョンから1つ設定してください。
この記事では「ページタイトル」を設定します。 - 青枠でレポートに表示する行数を設定できます。

ステップ3
- 赤枠の列に前の手順で選択した左側のディメンジョンから1つ設定してください。
この記事では「セッションの参照元」を設定します。

ステップ4
- 赤枠の値に前の手順で選択した左側の指標から1つ設定してください。
この記事では「表示回数」を設定します。

ステップ5
- 青枠の自由形式1にレポートが表示されます。

ドーナツグラフ(円グラフ)のカスタムレポートの作成手順
ドーナツグラフ(円グラフ)のカスタムレポートの目標
- 「セッションの参照元」の円グラフを作成します。
ドーナツグラフ(円グラフ)のカスタムレポート作成の準備
- テーブル(表)のカスタムレポート作成の準備を参照してください。
ドーナツグラフ(円グラフ)のカスタムレポート作成
ステップ1
- 赤枠で「自由形式」「ドーナツグラフ」を選択してください。
- 青枠「+」をクリックして新しいタブ「自由形式2」を作成してください。
- これから作るレポートは青枠「自由形式2」タブに作ります。
- 青枠「自由形式2」の名前は、変更できます。

ステップ2
- 赤枠の内訳に左側のディメンジョンから1つ設定してください。
この記事では「セッションの参照元」を設定します。 - 赤枠の値に左側の指標から1つ設定してください。
この記事では「表示回数」を設定します。
(ユーザ数とかが適当かもしれません。)

ステップ3
- 青枠の自由形式2にドーナツグラフ(円グラフ)が表示されます。

カスタムレポートのある場所
ステップ1
- 左側の赤枠「探索」をクリックしてください。

ステップ2
- 青枠が作成したレポートです。
- 無題のデータ探索に自由形式1・2が含まれています。
- 名前は変更できます。

まとめ
- 基本になるのは、次の3つです。
- ビジュアリゼーション(表示形式):表やグラフなど
- ディメンジョン:表示項目または表示軸などなど(説明が難しいので触ってみてください。)
- 値:表示回数やユーザ数など
- 多くの項目があり、その組み合わせも膨大な量なので、とにかく触って自分に快適なレポートを探してください。
- 筆者はカスタムレポートを表示させるのが面倒なので、Google Chromeにブックマーク(CTRL+D)しています。