02.ネット上の役割に依るコンピュータの分類

作成日: 2023/03/15 更新日: 2023/04/14 サイトの紹介と使い方



初めに

  1. コンピュータの分類について記述します。
  2. この記事は、連番記事となっているので、「最後に」の下部から次の記事あるいは、前の記事に移動してください。


概要

  1. 2023年3月の時点で、世界はインターネットにより世界中の全てのコンピュータを接続可能で、これによりグローバル・ネットワークを構築しています。
  2. インターネットに接続されている1台1台のコンピュータは、そのコンピュータの性能の違いにより役割が違います。
    インターネット上の役割という視点で見ると、コンピュータ(ノード)は次の3つに分類されます。
    1. サーバ:データや機能を端末に供給します。
    2. 端末:サーバから供給されたデータを閲覧したり処理したりします。
    3. スタンドアロン:インターネットに繋がっていないコンピュータです。
  3. 端末が複数のサーバを利用したり、サーバが端末としての役割を担ったりして、複雑なネットワークが構築されていきます。
    この記事では、「サーバ」「端末」「スタンドアロン」のネットワーク上の役割について記述します。
  4. 尚、ネットワークについてより深い知識を得たい方は、「グラフ理論」や「ニューラルネットワーク」などを参照してください。
    インターネットに接続されている1台1台のコンピュータのことをノードと呼ぶので、他の理論の学習の参考にしてください。。

サーバ

  1. サーバは使われる側になるので、端末を能動的な役割とすると、どうしても受動的な性質を持つことになります。
    つまり、端末がいつアクセスしてくるか分からないので、基本的に365日24時間稼働している必要があります。
  2. そして、サーバは端末と比べて稼働(データを処理)する時間が長くなるため、端末より高性能なコンピュータを使います。
  3. また、サーバは端末に対して制約をかけることがあります。
    その制約のことを権限と言い、通常アカウントにより管理されます。
  4. 端末が権限を持っていることを前提に、サーバの役割を下述します。
    1. 端末にデータ参照(閲覧)を許可する。
      これは、一般的な検索エンジン(Google検索など)による検索・閲覧に相当します。
    2. 端末にデータ編集を許可する。
      クラウドサービスのスプレッドシートなどが相当し、権限を持つ編集操作をサーバ上のファイルに対して行えます。
    3. 端末からコマンドを受け取り、そのコマンドを処理します。
      ①Teratermなどのターミナルエミュレータを使用して、端末とサーバを会話的にコマンド処理できます。
      ②端末から一括処理のコマンド依頼を受けて、その処理を行います。
    4. サーバ上のデータやアプリを端末にダウンロードやインストールします。
    5. 端末上のデータをサーバにアップロードします。

端末

  1. 端末はネットワークに接続されいることの他に次の2つの機能を持つ必要があります。
    逆に言えば、次の2つの機能さえ持っていれば、端末として機能することになります。
    1. サーバから供給されたデータを表示(閲覧)するブラウザ機能
    2. サーバにデータ処理コマンドを送信できる機能
  2. 2023年3月時点で、端末として利用できるデバイスは、パソコンやスマホ、タブレットなどが挙げられます。
  3. しかし、私たちはそれらのデバイスを次のような理由で端末以外にスタンドアロンとしても使用しています。
    1. 最大の理由は、通信速度が遅いあるいは通信技術が発展途上(現在4Gから5Gへ移行中です)のため、全世界の全デバイスを完全な端末にできない。
    2. 多くの個人の意識が、強くスタンドアロンに向いている。
      今後、個人の意識が「スタンドアロン」から「サーバと端末」に向くようになれば、現在においても、近未来においても、デバイスの安価な購入などに繋がるので、有益と思われます。

スタンドアロン

  1. ネットワークに繋がっていないデバイスの事やそのデバイスの状態を言います。
    つまり、物理的にネットワークに繋がっていても、その情報を利用していなときは、スタンドアロン状態にあると言えます。
  2. 「端末」の項でも

まとめ

  1. 2023年3月の時点で、パソコンを保有している人の多くが、インターネットの特性である「端末とサーバの関係」を利用していないように感じます。
  2. 理由として以下の事が挙げられます。
    1. サーバ側の環境(特にソフトウエア)が整備されていない。
    2. サーバ側の環境構築のための通信技術が未だ低い(現在5Gに移行中です)と思われるが、いくつのGenerationになれば、何が実現されるか一般に知らされていないことも重要である。
    3. 対象によって高価なサーバ側の環境が存在する。

最後に

  1. いかがだったでしょうか?
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