02.集合の演算-公式と記号

作成日: 2023/04/02 更新日: 2023/04/02 サイトの紹介と使い方



初めに

  1. 基本的で基礎的な集合論について簡単に記述します。
  2. この記事は、連番記事となっているので、「最後に」の下部から次の記事あるいは、前の記事に移動してください。
  3. 数学全般に言えることですが、理解のコツは、意味(内容)を理解してから用語を覚えることです。
  4. お勧めは、後ろの方から理解することで、例えば、「例」から理解することです。
  5. 最初が理解できなくても、最後まで読むことで、「分かった~」という部分があれば、そこが突破口になることがあります。
  6. 本ブログは、幼稚園児から実務者までの幅広い読者を対象としてるので、「もう、分かってるよ~」という人はこの記事の読み飛ばしもOKです。


概要

  1. 集合の演算をわかりやすく分類して、記号と公式を記述します。

公式と記号

集合と要素の表記

Aを集合とします。

  1. A={1,3,5,7}のように、要素を並べます。
  2. A={x|1≦x≦7, x は奇数}のように要素の条件で表記します。
  3. 他にも表記方法はいくつかありますが、あまり難しく考えなくても、必ずA={1,3,5,7}のように表現(あるいはイメージ)できるように還元できます。
    ちなみに、上の1.と2.は同じ集合になります。

集合の和・加算・直和・非交和

和・加算:∪

  1. 「∪」演算子は、集合の和・加算に使用します。
  2. 集合A={1,2,3}、集合B={3,4,5,6}の時、A∪B={1,2,3,4,5,6}となります。
    集合AとBは{3}を共通して持っていますが、加算されると1個の要素になります。
  3. 例図を参照してください。
    1. 図1-1の「交わり」の部分が、{3}になります。

直和・非交和:+(または⊕など)

  1. 「+」演算子は、集合の直和または、非交和の和・加算に使用します。
  2. 「集合Aと集合Bが同じ要素を持っていない」という条件で、使うことができます。
    上の集合AとBは{3}という同じ要素を持っているので、この記号は使えません。
  3. 例:集合A={1,2,3}、集合B={4,5,6}の時、A+B={1,2,3,4,5,6}となります。
  4. 例図を参照してください。
    1. 図1-1の「交わり」が同じ要素になります。
    2. 図1-1は「交わり」があるので、直和(+)を使えません。
    3. 図1-2は「交わり」が無いので、直和(+)が使えます。

最後に

  1. いかがだったでしょうか?
  2. この記事に質問がある方は下記のメールにお問い合わせください。


<<01.集合とは-集合と要素-要素の個数の表記

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