作成日: 2023/03/10 更新日: 2023/03/25 サイトの紹介と使い方
概要
- 私たちは、無意識の内に日常と違う現象を目にすることがあります。
もちろん、意識的に日常と違う現象を目にすることもあります。 - それらの現象の原因は、「物質の状態の閾値(しきいち)」だったり「創発現象」だったりと言われていて、原因が一応説明されているものがありますが、筆者的にはもっと深堀りしたいものもあります。
そして、「物質の状態の閾値(しきいち)」と「創発現象」の仕組みが異なるものだと思っています。 - この記事では、その「物質の状態の閾値(しきいち)」と「創発現象」を比較したいと思います。
尚、仕組みの解明はしていません。
物質の状態の閾値(しきいち)
閾値(しきいち)の性質
- 物質の状態を決定しているある値が閾値を超えると、物質の状態は変化します。
つまり、閾値は物質の状態を変化させる性質を持っています。
閾値(しきいち)の例
相転移
- 相転移とは、一般的には融点と沸点という温度の閾値で物質の状態が決定されることを示します。
- 個体⇒液体は融点という閾値を超えるか超えないかで決定されます。
液体⇒気体は沸点いう閾値を超えるか超えないかで決定されます。
- 個体⇒液体は融点という閾値を超えるか超えないかで決定されます。
- また、融点と沸点は物質の種類により異なり、気圧も閾値である温度に影響します。
- さらに、プラズマという相が、個体・液体・気体の他に存在します。
超電導
- 超電導は、物質の温度を絶対零度に近づけていくと、物質特有の温度(閾値)で、物質によって電気抵抗がゼロになることがあります。
- この状態はプラズマ・個体・液体・気体と同種の物質の相であると言われています。
トンネル効果
- 量子力学で扱うようなミクロの世界で起こる現象で、現象とすれば、「電子が行く手を阻む丘をすり抜けることがある」というワープのようなものです。
- 量子力学の理論によれば、「丘を越えるためのエネルギーの閾値を超えることがある」という説明で、これを「ポテンシャル障壁を超えた」と表現します。
創発現象
- 01.創発現象の定義と集合を参照してください。
- 上の記事に始まり、創発現象のことをよく分かっていません。
そして、このカテゴリは、創発現象を出来るだけ調べていこうという目的を持っています。
最後に
- 閾値が少ない情報で、物質の状態を変化させるのに対して、創発現象は、複雑な条件が必要に思えます。
- とは言え、直観的に閾値と創発現象が無関係とは思えないのです。