作成日: 2023/03/13 更新日: 2023/03/25 サイトの紹介と使い方
概要
- 筆者は、その現象が創発現象であるか否かの明確な境界線を持っていません。
- この記事は、その境界線を探るためのヒントになればいいとも思っています。
- 筆者が創発現象であると確信を持つ例を段階ごとに挙げたいと思います。
- 尚、以下に挙げる例は、この世界の不思議な現象のごく一部です。
例
砂場の砂山
- 私たちが幼いころ、公園や保育園の砂場で砂山を作って遊んだ経験を持つ人がそれなりにいると思います。
- 要素を砂粒、現れた現象を砂山と考えると、砂粒が持っていなかった、崩れるという性質を砂山は獲得したように見えます。
しかし、これを創発現象と呼べるのでしょうか? - 04.創発現象と確率で述べた、全現象の場合数は全砂粒数から求めると、かなり巨大な数値となりますが、砂粒から砂山ができる確率は、むしろ100%に近いのではないでしょうか?
これは、砂粒1個1個に区別がないからであり、どの砂粒からでも砂山ができるからです。 - このことから何かしらの結論は導き出せませんが、この現象は創発現象ではないにしろ、何かのヒントになるかもしれません。
花が咲く仕組み
- 多くの植物は花を咲かせ、その花を咲かせる基準は、一定の気温の閾値に依るとされています。
- しかし、植物はいくつもの器官の性質を組み合わせて、閾値を判断しています。
つまり、物質と違い1つの法則だけで、花を咲かせる閾値の説明ができません。 - 創発現象と断定はできませんが、何か関係があるかもしれません。
また、直観的に物質の持つ閾値も再考する必要性を感じます。