作成日: 2023/05/31 更新日: 2023/06/02 サイトの紹介と使い方
概要
- パッケージをインストールするために、どこかのリポジトリからコピーを wget コマンドなどで取得します。
そして、tar コマンドなどで展開することもあります。
インストールや設定が終われば、これらのファイルはほとんどの場合、不要になります。 - 削除するのも怖いのでその不要ファイルのためのディレクトリを用意します。
パッケージのインストール
作業ディレクトリの準備
- 下記の手順でインストールを行う前に、作業用のディレクトリを用意します。
- 多くの場合、パッケージのインストールが終了すると、インストールの途中で使ったファイルは不要となります。
- 通常、この不要となったファイルは、削除するかゴミ(残骸)として自分のストレージのどこかに存在することになります。
- それを回避するために下記の手順で作業用のディレクトリを準備します。
自分のディレクトリはきれいに整理整頓したいですね。
準備の手順
- 下記の手順は筆者のやり方です。
- root ユーザに切り替えます。
- ホームディレクトリに移動します。
- ディレクトリ pkg を作成します。
既に存在するときは、エラーが出ますが無視します。 - ディレクトリ pkg に移動します。
- ディレクトリ <pppp> を作成します。<pppp> はインストールするパッケージ名です。
既に存在するときは、同じパッケージの別のバージョンが存在することを意味します。
その時は、さらに深く(バージョンごとの)ディレクトリを作成します。 - ディレクトリ <pppp> に移動します。
- コマンド pwd で思惑通りのディレクトリに居ることを確認します。
# su - ⇒root ユーザのパスワードが必要です。
# cd ~/
# mkdir pkg ⇒既に存在するときは、OKです。
# cd pkg
# mkdir <pppp>
# cd <pppp>
# pwd ⇒思惑通りのディレクトリに居ることを確認します。
標準的な手順の1つ
- 上記の手順で作業用ディレクトリを準備します。
- パッケージのインストールは基本的に root ユーザで yum コマンドを使います。
- パッケージ(あるいは圧縮したファイル)を wget で、パッケージの存在するURLからダウンロードします。
- 必要ならば tar コマンドで解凍します。
- 例えば、ソースから実行コマンドを作成する時、make や make install を使います。
ログファイルに記録(インストール先ディレクトリ)
- 自分がインストールしたパッケージの実行コマンドが、どのディレクトリに存在するのか分からなくなる時があります。
- そのために、インストールコマンド(例えば、make や make install)で標準出力される内容をファイルとして記録しておきます。
tee コマンド - 下記の例は、a.log や b.log に記録します。
# make | tee a.log
# make install | tee b.log
最後に
- 上記の方法は、筆者のやり方です。