作成日: 2023/05/28 更新日: 2023/06/02 サイトの紹介と使い方
概要
- リポジトリとは何かについて記述します。
- パッケージの管理コマンド(yum)について記述します。
リポジトリとは?
- リポジトリは、パッケージの集合体です。
- パッケージとは、いくつかの機能を持った1個の≪機能の塊≫(ファイル)です。
- 筆者は仮想環境を使わない(管理が大変なので、必要であれば仮想環境の代わりに安価なVPSを借ります。)ので1つのマシンに1つのOS、そしていくつかのリポジトリを持ちます。
しかし、同じ種類のリポジトリは、複数持ちません。 - リポジトリは、パッケージを格納する倉庫だとイメージしています。
倉庫は、リアルの港でも、第1倉庫、XX海運の倉庫などいくつも存在します。
それと同じで、CENTOSもいくつかのリポジトリ(倉庫)を持ちます。
但し、重複したパッケージはリポジトリ(倉庫)に存在しません。 - リポジトリは、提供元と説明している記事もありますが、提供元の倉庫と理解しています。
つまり、提供元の倉庫から自分の倉庫にコピー(インストール)するイメージです。
パッケージの管理コマンド(yum)
- パッケージの管理とは、リポジトリ(倉庫)の整理だとイメージしています。
- 1つのパッケージにも複数のバージョンがあり、同じレポジトリにバージョン違いの同じパッケージが存在する可能性があります。
そのため、必要であればどのバージョンを使うか決めるために、環境変数PATHやシンボリックリンクを使います。 - しかし、リポジトリ(倉庫)が整理されていないと、環境変数PATHやシンボリックリンクの設定が煩雑になります。
常にリポジトリ(倉庫)はきれいに整理整頓しておきたいですね。 - また、パッケージ間の依存性の問題がありますが、この記事では扱いません。
- 尚、yum コマンドは、root ユーザだけが使えます。
パッケージのリスト
# yum list installed
全てのパッケージをアップデート
# yum update
パッケージをインストール
- 複数のパッケージをまとめてインストールできます。
# yum install <pkg1> <pkg2> <pkg3>
パッケージのパッチをインストール
- 提供元がパッチを用意している時、使います。
# yum install patch <pkg1> <pkg2> <pkg3>
パッケージをアンインストール
# yum remove <pkg>
リポジトリの一覧を表示
- レポジトリ(倉庫)を一覧表示します。
# yum repolist
エラーの対処(随時更新予定)
gd3php
- # yum updata で、gd3php のエラーが出現
- 対処は下記コードの実行
# yum update --enablerepo=remi*
最後に
- CENTOS を詳しく知ることが目的ではないので、目的達成のためにとにかく簡単に手続きを行っています。