作成日: 2023/05/27 更新日: 2023/06/02 サイトの紹介と使い方
初めに
- この記事は、基本的に本サイトの他の記事の参照用に書いた覚書です。
概要
- コマンドは、環境変数PATHで設定したディレクトリに存在するものが実行されます。
- これは、システムコマンドであっても、ユーザが後からインストールしたものでも、自分で作成したものでも同じです。
- 環境変数PATHは、いくつかのディレクトリ名を : で区切った文字列です。
設定ファイル
- 環境変数は、ユーザごとに設定できます。
- ユーザはHOME(~/)ディレクトリの .bash_profile に環境変数を設定します。
PATHの仕組み
環境変数PATHの内容を見る方法
- 下のコマンド1行目は、内容を標準出力(モニター)に表示します。
- 下のコマンド2行目は、内容を a.txt に書き込みます。
- 下のコマンド3行目は、内容を標準出力(モニター)に区切り文字 : を赤くして表示します。
$ echo $PATH
$ echo $PATH > a.txt
$ echo $PATH | grep :
環境変数PATHの機能
- コマンドの存在するディレクトリを設定できます。
- ディレクトリは複数設定できますが、環境変数PATHで設定した先頭のディレクトリから順番にコマンドを探します。
例えば、2番目のディレクトリと5番目のディレクトリに同じコマンド名があった場合、2番目のディレクトリのコマンドが実行されます。
環境変数PATHの設定方法
- HOME(~/)ディレクトリの .bash_profile にVi エディタを使って、最終行に追加のPATH ディレクトリを設定します。
- ディレクトリは : で区切って設定します。
- 下のコードの$PATH は既に設定してある環境変数PATHです。
$HOME は、自分のホームディレクトリです。 - 1行目は、既存の環境変数PATHの前に新しいディレクトリを設定しています。
- 2行目は、既存の環境変数PATHの後に新しいディレクトリを設定しています。
export PATH="$HOME/.local/bin:$HOME/bin:$PATH"
export PATH="$PATH:$HOME/.local/bin:$HOME/bin"
最後に
- 必要最小限の使い方です。