作成日: 2023/05/26 更新日: 2023/06/02 サイトの紹介と使い方
概要
- curlは、UNIX系OSのコマンドの1つで、さまざまなプロトコルによってURLなどで示される場所にアクセスします。
- プロトコルは自動的に選択されるので、ユーザの意思は介入できません。
ユーザの意思は、URLなどの場所だけになります。 - そして、このcurlのバージョンが古いと、意図した場所にアクセスできないことがあります。
- 筆者があるパッケージを導入しようとした時、curlのバージョンが古くてエラーが出ました。
$ curl -Vでバージョンを確認すると 7.29.0 でした。
参照元サイト
curl を任意のバージョンに代える
- この操作はrootユーザで行います。
- curl version list の「ガズ」から新しいバージョンを選んでください。
今回は、https://curl.se/download/curl-7.79.1.tar.gzを選びました。 - a.log と b.log ファイルのログを記録しているので、いつでも実行コマンドのインストール先がわかります。
# curl -V
# yum install openssl-devel libmetalink-devel libssh2-devel c-ares-devel lbzip2
# wget https://curl.se/download/curl-7.79.1.tar.gz
# tar -xfvz curl-7.79.1.tar.gz
# cd curl-7.79.1
# ./configure --enable-libcurl-option --with-openssl
# make | tee a.log
# make install | tee b.log
確認
- curl のバージョンを確認します。
- yum の全更新でエラーが出なければ完了です。
# curl -V
# yum update
困ったら
任意のバージョンのcurlに優先的にPATHを通す
- インストールした curl のディレクトリに優先的にPATHを通します。
ログファイルを見れば、どのディレクトリかわかりますね。 - vi エディタで HOME(~/)ディレクトリの .bash_profile に環境変数PATHを下記のように再後尾に追記します。
export PATH="<xxxx>:$PATH"
シンボリックリンクを強制的に設定
- 過去にシンボリックリンクを設定している可能性があるので、強制的に上書きします。
- 尚、過去の curl を使った環境は動作しなくなる可能性大です。
# ln -sf curl <xxxx>/curl
最後に
- 何事も根気が大切ですね。