作成日: 2022/11/28 更新日: 2023/03/25 サイトの紹介と使い方
アーキテクチャとは
- アーキテクチャとは、構造のことです。
MPUを制作する時、どんなMPUにしたいか(価格・機能など)を考えて構造を決定します。
現代のコンピュータの原理は「リレー方式」になります。
リレー方式とは、bitの羅列で電子回路を制作することです(厳密ではありません)。
1bitは、0か1の状態を持ちます。
そして、一般的には「0をON、1をOFF」と説明されます。
このブログでは、現在位置から必ず分岐先が2つあるとして、現在位置の状態が0の時、右側に通電し、1の時、左側に通電するとします(そのように構造を作ります)。
開始位置にbitの羅列を与えると、必ず、思惑通りの最終分岐地点に通電されます。
通電された地点が、どのような挙動を起こすのかは、アーキテクチャ次第です。
開始位置のbitの羅列を10進法で表すと、人間に分かりやすい数値になります。
これで、特定の数値を入力すると、対応する挙動を持つ装置の完成です。
蛇足(極端)ですが、量子コンピュータはコンピュータに数値を与えなくとも、予測した挙動を行います。
しかも(例えば)、1bitから256個の地点に分岐できます。
但し、現代においては、予測した挙動は確率的にしか起きません(高確率です)。
量子コンピュータの課題は、この確度を100%に近づけることです。
そして、この高確率の挙動は、ある特定の事象でしか起きません。
量子コンピュータの課題その2は、この事象を人類にとって有益になるくらい増やすことです。